5月20日(土)
ウェルフェア健康大学
協力:名古屋市立大学、名古屋大学、藤田保健衛生大学
食べて治す・食べて癒す
〜食力の維持と向上〜
藤田保健衛生大学 医学部 外科・緩和医療学講座 教授 東口 志 氏
30年後にはわが国の死亡者数は現在の120万人から170万人に膨れ上がり、+50万人が行き場所がなく死を迎える可能性が示唆されています。この将来の危機への対応としてわが国全体での栄養管理を駆使した社会福祉体制づくりが重要となります。そのためには自らが食べることで自らを治し、自身と周囲の人々を幸せにする『食べて治す、食べて癒す』を目指した社会栄養学の確立が必須であり、わが国の市民、国民の “食力(しょくりき)”を如何に維持し、向上させるかが大きな鍵をにぎることになります。本講演では、『食べて治す、食べて癒す』をキーワードとする新しい社会作りについて一緒に考えたいと思います。
花粉症・アレルギー性鼻炎の対策と最新治療
名古屋市立大学病院 耳鼻いんこう科 講師 中村 善久 氏
アレルギー性鼻炎(花粉を抗原とする場合には花粉症と呼ばれる)の治療には、様々な薬剤が使われますが、アレルギー性鼻炎がどのような仕組みで起こるかを理解すると、薬剤の有効な使い方が自ずと理解できます。本講演では、アレルギー性鼻炎の起きるしくみ、有効な薬の使い方を紹介します。また、最近話題になっている、舌下免疫療法についても紹介します。
ウェルフェアお役立ちセミナー
脳卒中リハビリテーションセミナー
脳卒中とうまくつきあいながら、より快適な生活を
上飯田リハビリテーション病院 名誉院長 岸本 秀雄 氏
脳卒中の年間死亡者数は、医療の進歩と共に年々減少しています。しかし癌や心臓疾患と異なり、何とか一命をとりとめても何らかの後遺障害が残り、健康寿命を下げる要因となっています。脳卒中を発症された方に健康を実感できる生活を送っていただくためには、適切な時期に適切な治療そしてリハビリテーションを行うことが重要です。近年、急性期から回復期を経て生活期というシームレスなリハビリ体系が構築され、より有効なリハビリを提供できるようになってまいりましたので、その概要を述べたいと思います。
脳卒中リハビリテーションセミナー
13:00〜13:30
嚥下障害とコミュニケーション障害について
豊川市民病院 リハビリテーション技術科 言語聴覚士 山西 清宏 氏
脳卒中後には、上下肢麻痺に加え、多くの場合において言語や嚥下機能が障害されます。講演では、言語、嚥下機能に関する脳の仕組みや失語症、嚥下障害に対する評価、訓練等のリハビリテーションについて説明致します。また、EAT-10を用いた嚥下機能の簡易自己診断を実施したいと考えております。
13:30〜14:00
生活機能から人生参加を支援する
訪問看護ステーションほたる 作業療法士 大山 敦史 氏
脳卒中リハビリテーションにおいて、その核となるのは人生参加であると考えます。
予期せずして病気を抱え、病院で努力し、在宅に復帰し、身体はそこそこ回復し、生活動作もある程度自立に至ったとしても、自分の人生に対して消極的・否定的な捉え方をしてしまうケースが多いと思います。また、常に介助が必要な重度な方もいます。そういった方々に対し、大切なことは自分の人生を肯定的に捉え人生の再出発を図れる関わりではないかと考えます。ここでは作業療法の強みである、主体性を活かした取り組みをお伝えします。
14:00〜14:30
運動機能回復のために必要なこと
名古屋市立大学病院 リハビリテーション部 理学療法士 堀場 充哉 氏
脳卒中後の運動機能障害に対するリハビリテーションは、どのような活動を目標にするかを明確にし集中的かつ反復的に行うことが重要です。また、電気刺激や磁気刺激などの外部刺激を併用することで、機能回復を促そうとする試みもあります。講演では、運動機能回復に必要なことを概説し、具体的方法についても紹介させていただきます。
- 時間
- 5月20日(土)10:30〜12:30
満員御礼
認知症セミナー
10:30〜11:30
認知症は予防できる
〜脳も脚も元気な高齢者を目指そう!〜
国立研究開発法人国立長寿医療研究センター
もの忘れセンター長 櫻井 孝 氏
わが国は超高齢社会となり、平均寿命は世界最高水準にあります。ところが、高齢になっても元気に暮らせる年齢(健康寿命)は、女性で73.6歳、男性で70.4歳にとどまっています。健康寿命を損なう原因として、脳卒中、転倒・骨折とならんで認知症があります。今なお認知症の進行を完全に止められる薬はありません。しかし、近年の神経科学の進歩により、認知症予防に期待が集まっています。健康長寿な高齢者には、共通する秘訣があるはずです。本講演では、「早期の認知症にどう気づくか」、「どのように認知症を予防するか」について、最近の知見を紹介します。
11:30〜12:30
認知症地域ケア
〜認知症とともに安心して暮らすには〜
(社福)名古屋市社会福祉協議会
地域福祉推進部 染野 徳一 氏
「10年後、全国で700万人以上の方が認知症」と言われています。また、認知症の方のなかには、早期対応に結びつかないまま症状が進行してしまうことで、困りごとが増えたり、周囲との関係性が悪くなって生活がしづらくなっている場合も見受けられます。
そのため、認知症の正しい理解、周囲のさりげないサポート、そして少し先を見据えた早い段階からの「認知症への備え」がとても大切になります。また、現在、認知症の方や家族が住み慣れた場所で安心して暮らせるよう、認知症ケアパスや初期集中支援チーム、認知症カフェなどの取り組みもはじまっています。
今回は皆さんと地域での支援体制づくりについてに考えていきたいと思います。
- 時間
- 5月20日(土)13:00〜15:00
満員御礼
認知症セミナー
13:00〜14:00
認知症発症のメカニズムと治療
〜歯周病、歯牙欠損と認知症との関連から〜
名古屋市立大学 医学研究科病態生化学分野 教授 道川 誠 氏
歯周病などの口腔疾患や咀嚼機能低下などと認知症・アルツハイマー病との関連が、複数の疫学研究によって指摘されている。本講演では、アルツハイマー病などの認知症について概説するとともに、歯周病ならびに歯の欠損がアルツハイマー病分子病態および記憶・学習機能へ及ぼす影響についての私たちの研究成果を紹介する。歯周病や歯牙欠損は、多くの成人が罹患・経験する口腔環境悪化の代表的な病態であることから、口腔疾患の予防・治療ならびに口腔環境改善によって、アルツハイマー病の発症予防や症状緩和に効果があることが証明できれば、歯科医学の果たす医学的・社会的意義は大きい。
14:00〜15:00
認知症予防実践プログラム
〜手足口をよく使い認知症を予防しよう〜
NPO法人健康な脳づくり 顧問 西野 仁雄 氏
人間はサルから進化し手、足、口をよく使って今日のような素晴らしい脳を作り上げてきました。運動は認知症の予防に良いとする科学的なエビデンスが沢山報告されていますが、とくに手、足、口を普段からよく使うことが大切です。本セミナーでは私どもNPO「健康な脳づくり」が二年前から取り組んでいる「認知症予防実践プログラム」の趣旨、手順、成果を紹介し、認知症の予防に向けた地域町づくりについて考えます。
とみまつよしこの交通安全教室
交通安全教育チーム“あゆみ”
20年ぶりに友人に会うため自転車ではるばるやってきた、その名も「とみまつよしこ」おばあちゃん。
途中、自転車のルールを無視したことで、たまたま通りかかった警察官から「自転車は車の仲間。ルールを守ってください!」と自転車の罰金の話や自転車運転者講習制度について説明を受けます。
その後も運転免許証の自主返納や、高齢運転者対策の推進などの改正道路交通法を、これまた、たまたま通りかかった警察官にわかりやすく説明をしてもらいます。
他にも、交通事故に遭わないために気を付けること、どういった交通事故が多いかなど、寸劇を通して、会場の皆さんにも参加・体験しながら学んでいただける交通安全教室になっています。
協力してくださった方は、豪華景品がもらえるかも!?
障害者スポーツの普及・振興
〜2020東京パラリンピック、そしてその先を見据えて パラリンピアンと共に考える〜
▼コーディネーター
至学館大学 健康科学部 健康スポーツ科学科 教授
日本パラリンピック委員会強化委員会 委員長
リオ 2016 パラリンピック競技大会 日本選手団 団長
大槻 洋也 氏
▼シンポジスト
(公財)日本障がい者スポーツ協会 強化部 部長
日本パラリンピック委員会 事務局長
リオ2016 パラリンピック競技大会 日本選手団 副団長
中森 邦男 氏
リオ 2016 パラリンピック競技大会 日本代表選手
柔道 60kg 級 銀メダリスト
廣瀬 誠 氏
リオ 2016 パラリンピック競技大会 日本代表選手
ウィルチェアーラグビー銅メダリスト
池崎 大輔 氏
リオ 2016 パラリンピック競技大会 日本代表選手
水泳 100m 背泳ぎ
笠本 明里 氏
リオ 2016 パラリンピック競技大会 日本代表選手
陸上競技 走り幅跳び
男子4×100mリレー銅メダリスト
芦田 創 氏
障害者スポーツの普及・振興の観点より、3年後に開催される東京2020パラリンピック競技大会開催にむけ、パラリンピアン、学識経験者等をシンポジストに迎え、地域における障害者スポーツのありかたやトップアスリートの活動を通じて、これから求められるハード面、ソフト面の取り組みとその先を考えます。
ALSでも『自分らしい人生』を生きられる!
FC岐阜前社長 現株式会社まんまる笑店 代表取締役社長 恩田 聖敬氏
私は約3年前に、ALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症しました。原因不明・治療法なし・人工呼吸器をつけなければ死に至る、そんなALSと私はどうやって向き合っているのでしょ
うか?患者の『生の声』をお話します。
一方で、私は現在会社を経営しており、二児の父親でもあります。前職のFC岐阜社長時代の経験含めて、笑いあり・涙ありの、私の様々な立場における人生経験をお伝えすることで、皆様それぞれの『自分らしさ』を考えるきっかけとなれば幸いです。自分らしく生きる人生は、間違いなく楽しいです!
ウェルフェアいきいき健康教室(実技体験)
※参加者は軽装で、タオルを持参してください。
「うたと音楽の力」で地域社会をつなぐ
〜カラオケ事業者が本気で考える機能訓練、介護予防教室のご紹介〜
(株)第一興商 エルダー事業開発部 副部長 國尾 慈照 氏
「うたと音楽」を活用し、楽しみながら継続出来る機能訓練や介護予防教室の取組みの他、今、注目の資格”音楽健康指導士”をご紹介。担い手の育成手法を含め、地域包括ケアシステムを支える取組について事例を交えご説明させて頂きます。
3B体操
〜メタボ予防しながら楽しく筋力UP〜
(公社)日本3B体操協会 愛知西支部長 星原 好子 氏
3B体操の対象者は、子供から高齢者、障害を持つ方等幅広い分野で活動しております。
本日も短い時間ですが、ウォーミングアップ・ストレッチング等をおなじみの曲に合わせながら、どなたでもお気軽に参加出来るように工夫しております。
運動が苦手な方、運動不足な方も用具を使用しながら無理のない様にお願いいたします。
出展者ワークショップ
お墓について考えよう
萬松寺土地(株) 代理店営業課 チーフアドバイザー 岸本 真 氏
「現代のお墓事情」「永代供養納骨堂とは」「万松寺納骨堂の紹介」
3つのブロックに分けわかりやすく解説していきます。
最近よく聞く「永代供養」「納骨堂」について聞いてみたい方にはオススメです。オープンしたばかりの最新の納骨堂も紹介します。
超軽量マルチマテリアル車イス「MC-X」
橋本エンジニアリング(株) 介護福祉事業部 大城 徳彦 氏
当社製品の一番の特徴であるフレームの軽量化技術はマグネシウムという材料によって実現されました。
今回は、なぜ軽い車イスが必要なのか?どんなユーザーに使って頂きたいかを写真やデータを交えてお話しさせて頂きます。
食べるということについて考える1
(株)サラダ介護 聖隷横浜病院 言語聴覚士/学術博士 前田 広士 氏
昨年度はウェルフェアのワークショップ会場にて、東海遷延性意識障碍者と家族の会の浅野会長より自分たちの取り組みなどをご紹介して頂きました。
本年度は同じ会場で聖隷横浜病院の前田広士先生より嚥下についての講義、実地指導、お困りごとの相談などを行います。
食べるということについて考える2
NPO法人あたたかい心 聖隷横浜病院 言語聴覚士/学術博士 前田 広士 氏
高齢者、障碍をお持ちの方は摂食にご苦労されてる人が少なくありません。生きるために食べるだけではなく、より良い人生を送ってもらえるように食べることの楽しさを味わってもらいたい。そのためには、食事をスムーズに食べてもらうことが必要と考えます。ひとり一人の個性が違うので家族、介護者がいろいろ工夫しなくてはなりません。その一助になれれば幸いです。
音声認識コミュニケーションロボット 『チャピット』
(株)レイトロン 新事業推進部 部長代理 宮ア 善行 氏
・音声認識コミュニケーションロボット 『Chapit』 (チャピット)ができること!
・展示会場の雑音環境下で、チャピットとの音声認識での会話を実演披露します!
・チャピットに搭載されている、各種機能を紹介
→ 家電コントロール機能やタイムサポート機能、レクリエーション機能を紹介。
・実際に機能の設定のしかたをデモンストレーションします。
→ 誰にでもできる、対話型の簡単設定とは?
・スイッチを押さずに音声認識が可能な自然対話型コミュニケーションロボットは、今までと何が違うのか?