5月26日(金)
ユニバーサルなまちづくりを目指して
企画:NPO法人日本アビリティーズ協会
事業者向けセミナー一般向けセミナー
電動車椅子の新時代
〜種類・選択方法と次世代電動車椅子の紹介〜
サンライズメディカル クリニカルスペシャリスト/理学療法士 林 寛人 氏
古代より人は運搬や移動手段のために車椅子を開発し日常生活に役立ててきました。その後、科学技術の急速な発展により今では重度の障害者でも安全に移動できる電動車椅子が続々と開発されてきております。また、昨今の道路交通法改正も追い風となり免許返納機運が高まる中、高齢者人口の移動手段として電動車椅子が大きく注目を集めています。本セッションでは小児から高齢者まで、ニーズや目標に対応するための電動車椅子の選択方法について解説します。駆動方式、電動シートオプションやジョイスティックの違いを説明しながら、症例紹介をします。
事業者向けセミナー
デンマークのポリシーと移乗機器のチカラ
〜「寝たきり老人のいない国」からの30年余の学びと実践から〜
愛媛県立医療技術大学 保健科学部 看護学科 准教授 窪田 静 氏
デンマークから学んだ福祉用具によって、日本の抱える問題をどう解決してきたか、具体的にお話しします。
・ 「寝たきり老人がいない国」デンマークから福祉用具センター所長を招聘。訪問して頂いた在宅障害者7人への助言からリフトを導入。狭い和室や拒否する家族を克服、給付制度化を実現(1980年代)。
・ 「グライディングボード・スライディングシートの使い方」「移乗のリスクと用具の適応」を検討。「マルチグローブ」を紹介(1990年代)。
・ 移乗用具による「二次障害(筋緊張亢進・拘縮・褥瘡)」改善事例を発表(2000年代)。
・ 「スピラドゥ(福祉用具アワード三冠)」から学び直し。「ターンテーブル」の再発見(2010年代)。
事業者向けセミナー
障害者差別の解消にむけて
〜障害者差別解消法と事業者に求められる合理的配慮の提供について〜
社会福祉法人名古屋市社会福祉協議会 権利擁護推進部 名古屋市障害者差別相談センター センター長 山田 規貴 氏
令和3年5月に障害者差別解消法が改正され、3年以内に事業所による「合理的配慮の提供」が法的義務となります。私たちの暮らしの中で何が障害者差別になってしまい、また障害者への差別を解消するために私たちが取り組むべきことを考えるきっかけとします。
1 障害の考え方
2 障害者差別解消法〜不当な差別的取扱いと合理的配慮の提供〜
3 障害者差別解消のポイント
※手話または要約筆記あり
観光業界向けセミナー一般向けセミナー
「観光立市郡上」で実現したいユニバーサルツーリズム
郡上市役所 商工観光部観光課 安藤 祐二 氏
一般社団法人郡上市観光連盟 事務局 奥村 文乃 氏
郡上市は、歴史、文化、自然環境、アウトドアと、年中楽しめる多彩な観光資源が魅力の観光地です。
しかし、その多くは意図せず健常者だけが対象となっていないでしょうか?
郡上市は、郡上に暮らす人も郡上を訪れる人も、共に幸せを感じられる、「観光立市郡上」を旗揚げし、郡上の魅力発信に取り組んでいます。
私たちが暮らす郡上市は、誰もが安心して楽しめる観光地であり「故郷」であってほしい。
そのために、今私たちにできることを考えました。
今は微力でも、自分や自分以外の誰かのために、不可能を可能に変える方法を考え、みんなで作る優しい未来を願って。
※手話または要約筆記あり
観光業界向けセミナー一般向けセミナー
誰もが安心して安全に楽しんでいただけるリゾートを目指して
〜レゴランド・ジャパンのアクセシビリティ向上に向けた取組み〜
レゴランド・ジャパンリゾート HR Director 川瀬 広行 氏
今年で開業6年目を迎えるレゴランド・ジャパン・リゾートは、お子様に遊びを通して学ぶ機会を安心安全第一で提供し、ご家族に「一生の思い出」を創ってもらうことをミッション(使命)に掲げています。
障がいなどを持つお子様およびそのご家族も同様に、安心して楽しんでいただけるリゾートであり続けることは、私たちにとって非常に重要な経営課題です。そのためのリゾート内のバリアフリー対応施設、および障がい者雇用受入れ体制の整備など、サービス向上に向けた従業員の取組みを紹介させていただきます。
介護ロボット導入・活用セミナー
企画:社会福祉法人名古屋市総合リハビリテーション事業団 なごや福祉用具プラザ
経営者向けセミナー一般向けセミナーケアマネジャー向けセミナー
見守り支援機器の紹介、導入事例紹介、展示・体験会
事業の紹介、見守り支援(施設)ロボットの紹介、介護施設導入・活用事例の紹介
なごや福祉用具プラザ 作業療法士 長尾 美幸 氏
なごや福祉用具プラザでは名古屋市から委託を受けて、介護従事者の負担軽減や定着、介護の質の向上を目的として、介護ロボットの活用を推進するため、「介護ロボット等活用推進事業」を実施しています。介護施設の介護ロボット導入・活用の相談や情報提供に取り組んでおります。ご相談や訪問は無料です。今回のセミナーでは介護施設の皆様に気軽にご利用いただける事業内容をご紹介いたします。また実際に導入した介護施設からの導入・活用についてご報告もありますので、是非ご参加お待ちしております。
利用者視点で考える「理想的な介護」について
〜ネオスケアで実現できる利用者・スタッフの満足度高い介護〜
ノーリツプレシジョン株式会社 新規事業部 主事 宝溝 誠治 氏
たまには、部屋でゆっくり過ごしたいのに、見守りの訪室で静寂を妨げられる。
見守りで安全を重要視してくれているのはわかるけど、プライバシーも尊重してほしい。
しかし、頑張ってくれている介護スタッフの皆さんの苦労もよくわかるので文句も言えない。
もし、あなたが年をとったら、このような施設に入りたいと思いますか?
施設入居の高齢者はどのように「世界」を見ているのでしょうか?
「生活の場」、「職場」としての施設を、見守り介護ロボットを用いて、どのようにより良くしていけば良いか、具体的に考えていきましょう。
見守り機器の効果的な活用について
社会福祉法人なごや福祉施設協会 本部事務局 施設指導主幹 川原 めぐみ 氏
なごや福祉施設協会では、市内に12の特別養護老人ホームをはじめデイサービスや居宅介護支援事業所、ケアハウスなどを運営しており、法人の中長期経営計画に沿って、「根拠に基づく自立支援介護の推進」や「ノーリフティングケアへの取り組み」などを進めています。その一つとして、見守り機器など「ICT等の効果的な活用」に向けても取り組んでおり、今回は、今までにそれぞれの施設で導入した特性の異なるいくつかの見守り機器について、その特性に合わせた効果的な活用事例などを、現場の声とともにご紹介できればと考えています。
見守りカメラの導入効果とロボット導入を効果的に進めていくための取り組み報告
社会福祉法人華陽会 副施設長 近藤 英人 氏
当法人では、ノーリフティングケアやテクノロジーを推進し、福祉用具や介護ロボット・ICTを有効活用しながら安全・安心な介護と生産性向上を目指しています。令和3年度に参加した介護ロボット導入効果検証(見守りカメラの導入効果)報告や令和4年度に参加した介護ロボットプラットフォーム事業を通じて行ったロボット導入を効果的に進めていくための土台づくり(現場職員の現状についての意見・思いを集め、課題整理を行い、業務改善に取り組む最初の第一歩づくり)の報告を行います。
※本件は主任介護支援専門員更新研修の個別要件Aに該当する研修です。
排せつケアセミナー(排せつケア相談支援事業実践報告・体験会)
企画:社会福祉法人名古屋市総合リハビリテーション事業団 なごや福祉用具プラザ
ケアマネジャー向けセミナー
専門医に学ぶ排せつケア
〜排便障害を伴う疾患について〜
名古屋市立大学大学院 医学研究科次世代医療開発学 教授
名古屋市立大学病院 臨床研究開発支援センター センター長 神谷 武 氏
排せつケアコールセンターには、毎日排せつのお悩みのある方から多くの相談が寄せられます。その半数は排便に関する内容です。気持ちよく排便するためには食事や運動、規則正しい生活習慣がうたわれていますが、そこには排便障害を伴う疾患が潜んでいるかもしれません。
排便のメカニズムについて正しく理解するとともに、排便障害を伴う疾患についても知識を得ることで、かかりつけ医や専門医に、いち早く繋げることができるようわかりやすく解説します。
※本件は主任介護支援専門員更新研修の個別要件Aに該当する研修です。
ウェルフェア健康大学
経営者向けセミナー
ロボットや情報通信の技術を活用した先進的なリハビリと介護
藤田医科大学 ロボティックスマートホーム・活動支援機器研究実証センター 副センター長、藤田医科大学 保健衛生学部・リハビリテーション学科 臨床療法科学分野 教授 田辺 茂雄 氏
健康長寿を実現するため、リハビリ・介護を支援する機器の需要がますます高まっています。その中で、ロボットや情報通信の技術を活用した機器にも注目が集まっています。さらに、これらの支援機器の研究開発や普及を加速させるため、国や県による積極的な支援策が実施されています。本講演では、リハビリや介護の現場で活用されている支援機器について動画などを用いながら紹介し、あわせて本学のロボティックスマートホーム・活動支援機器研究実証センターの取り組みもお話しします。
一般向けセミナー
10:30〜11:10
中高年の膝関節疾患治療の最前線
名古屋市立大学医学部附属みどり市民病院 整形外科 准教授 小林 真 氏
高齢化社会を迎え、これまでの寿命に加えて健康寿命(日常的・継続的な医療・介護に依存しないで、自分の心身で生命維持し、自立した生活ができる生存期間)が重要視されるようになってきました。健康寿命を延長するためには丈夫な足腰が欠かせません。今回の講演では中高年に好発する膝の痛みの原因と治療を、最新の知見を含めてわかりやすく解説します。
一般向けセミナー
11:20〜12:00
薬に頼らず血圧を下げる!
〜人生100年時代の自己健康管理〜
名古屋市立大学医学部附属みらい光生病院 循環器内科 教授 山下 純世 氏
本邦の100歳以上人口は増加し続け、ついに9万人を超えたというニュースは記憶に新しい。単に100歳をめざす時代は去り、100歳を超えても尚、自立・自活することを目標とすべき時代が到来した。一方、脳卒中や心臓病の主たる原因となる高血圧については、その数4300万人と推算されている。優れた降圧薬、診療ガイドラインがあるにも関わらず、降圧目標の達成率はわずか20%台という現状は実に嘆かわしい。この高血圧パラドックスを解消するために重要な鍵となるのは、私たち一人ひとりが“100歳になった自分”を想像し、それに向けて適切な自己管理を行うことである。今こそ自身の生活習慣を見直し、新たな一歩を踏み出したい。
出展者プレゼンテーション
在宅にも使えるむくみケア
ナック商会株式会社 営業部 大野 学 氏 [小間番号:W14]
在宅現場において使用が簡単な筒状圧迫包帯をご案内
見守りライフ
〜今のベッドにとりつけ さらなる安全・安心へ〜
トーテックアメニティ株式会社 ネットワークソリューション事業部 星澤 有紀 氏 [小間番号:W21]
「見守りライフ」は離床センサ・体重測定・同時見守り・データ活用等、様々な機能を搭載しスタッフ様の業務の負担軽減に貢献します!実際に使用されている施設様の事例を交え、「見守りライフ」の機能を隅々までご紹介します!
- 時間
- 5月26日(金) 11:30〜12:10 / 13:40〜14:20
聴覚障がい者向けコミュニケーションサービス
「Pekoe(ペコ)」と活用事例のご紹介
株式会社リコー TRIBUS推進室 小野 敦子 氏 [小間番号:W09]
企業では聴覚障がいのある方が多く働いていますが、人事担当者はもっと活躍してもらいたいと思いながらも現場任せになったり、上司やチームメンバーももっとコミュニケーションを図りたいけれど議事録を渡すなど最低限のことしかできなかったりと、様々な課題があります。Pekoeは音声認識と誤変換を簡単に修正でき、正しい内容を伝えることができる双方向のコミュニケーションツールで、社内外のユーザーから「もう二度とPekoeのない生活には戻れない」という声が寄せられています。そんなPekoeを社内事例と共にご紹介します。