5月18日(金)
医療・福祉に生かす先進ロボット技術セミナー
人間共生型ロボット技術による介護医療支援
〜現場での新しい価値づくりに向けて〜
神奈川工科大学 創造工学部 ロボット・メカトロニクス学科 准教授 三枝 亮 氏
本講演では、人間共生型ロボットLucia(ルチア)と身体インターフェースを用いた介護医療支援の取り組みについて紹介します。Luciaは介護施設や医療施設で施設職員、施設利用者、入院患者、外来訪問者などに応対してサービスを行うバリアフリーなロボットです。本講演では、施設内の夜間見回り、遠隔操作によるテレプレゼンス、歩行計測誘導によるフレイル予防、バイタルチェック支援などの機能を紹介します。ロボットを用いた施設運営、施設利用者から生きる力を引き出すためのロボットの役割、福祉教育へのロボットの展開などのテーマについて、医療福祉教育分野に携わられる皆様と議論を深められれば幸いです。
超高齢社会が求めるロボット
〜最新のロボット技術と福祉産業への展開〜
三重大学 大学院工学研究科 機械工学専攻 教授 矢野 賢一 氏
超高齢化社会を目前として,健康長寿社会や自立度の高い社会を実現するために,現在パワーアシストロボットをはじめとする様々なタイプの医療・福祉ロボットの研究・開発が急ピッチで行われています.本講演では,これから日本が直面する問題や医療・福祉ロボットの現状を解説するとともに,これからの超高齢化社会を乗り切るための課題や超高齢社会が求めるロボット制御技術とその医療・福祉産業への展開について解説します.
ウェルフェア健康大学
協力:名古屋市立大学、名古屋大学、藤田保健衛生大学
太っていないのに内臓は肥満?“脂肪毒性”から逃れる方法教えます
名古屋市立大学病院 内分泌・糖尿病内科 部長/准教授 田中 智洋 氏
ヒトは母乳を飲み始めたときから一生涯、食べることで外界の栄養を取り入れて体を作り、健康を維持します。何を、どれだけ、どのように食べるかは、すなわち「生きる」ことであるとも言えます。最近、脂肪組織以外の臓器、たとえば筋肉や肝臓に貯まった脂肪が内臓機能を障害して糖尿病をはじめとする病気の原因になることが分かってきました。これを“脂肪毒性”と呼びます。本講演では、内臓の油の怖さとともに、何を食べれば脂肪毒性が予防できるのか、最先端の情報も交えてお伝えしたいと思います。
認知症の理解と予防・治療の最前線
名古屋市立大学 大学院医学研究科
病態生化学分野 教授 道川 誠 氏
1906年、アルツハイマー博士によってアルツハイマー病患者の第一例が報告されました。それから百年以上が経過していますが、未だにアルツハイマー病の根本的治療法は確立していません。現在日本では、認知症とその予備群を合わせると約900万人いると考えられています。認知症患者の約7割はアルツハイマー病と考えられており、その克服は国家的な課題となっています。しかしながら、アルツハイマー病の発症メカニズムの枠組みはほぼ理解されてきており、科学的根拠に基づいた治療法開発が数多く試みられています。
本講演では、認知症の症状、予防・治療法の現状についてお話ししたいと思います。
ウェルフェアお役立ちセミナー
福祉用具のヒヤリ・ハット
〜事例を知り事故を防ぐ〜(移動機器編)
(一社)日本福祉用具・生活支援用具協会
消費生活用製品安全法で公表されている福祉用具の重大事故の原因は、多くが「誤使用」などの使用方法が原因となっています。このセミナーでは、福祉用具の中でも「移動機器」として広く普及している「シルバーカー」「手動車いす」「電動車いす」の、重大事故につながるリスクのある「ヒヤリ・ハット」を動画を交えながらご紹介し、その予防策をご提案します。福祉用具に対する専門知識がない方でも、解りやすい内容で構成されております。福祉用具のご利用者、ご家族、医療・介護従事者の方々のご参加お待ちしています。
ウェルフェアいきいき健康教室(実技体験)
※参加者は軽装で、タオルを持参してください。
気功健康法
〜気功で元気になりましょう!〜
中日気功研修会 会長 林 茂美 氏・中日気功研究所 所長 木村 則昭 氏
年に引き続き、皆様に実際に歌を歌い、楽器に触れていただきます。深い呼吸とともに声を出すことで肺機能に、言葉をハキハキと発することで唾液の分泌に、クイズやゲーム形式で脳の活性化に、昔を懐かしみ回想することで記憶力の維持増進に、音楽を用いて働きかけます。皆さんが一緒に楽しみながらできる音楽的機能の活用を体感していただき、心身の健康や日常生活の維持改善に役立つヒントを見つけていただきたいと思います。
"人は健康な時には声に張りが有り、大きな声量でストレスを発散できます。では、健康にこと足りなくなった場合はどうでしょう。より積極的に音楽に触れ、より多くの発散や癒しの機会が必要になりますが、大切なのはその方法です。今回は昨年に引き続き、皆様に実際に歌を歌い、楽器に触れていただきます。深い呼吸とともに声を出すことで肺機能に、言葉をハキハキと発することで唾液の分泌に、クイズやゲーム形式で脳の活性化に、昔を懐かしみ回想することで記憶力の維持増進に、音楽を用いて働きかけます。皆さんが一緒に楽しみながらできる音楽的機能の活用を体感していただき、心身の健康や日常生活の維持改善に役立つヒントを見つけていただきたいと思います。
音楽療法
〜音楽三昧の健康つくりをしてみませんか?パート2〜
NPO法人ぎふ音楽療法協会 愛知支部 田畑 きみ代 氏 ほか
出展者ワークショップ
※事前申込制ですが、聴講整理券は発行しません。直接ワークショップ会場へお越し下さい。
コミュニケーションロボット『チャピット』活用術
葬儀の事前準備について