5月28日(土)
※事前申込制。申込フォームより申込みください。
ユニバーサルなまちづくりを目指して
企画:NPO法人日本アビリティーズ協会
バリアフリー観光から生まれるまちづくり 〜あなたの外出が、まちを化学変化させる〜
10:15〜11:15
伊勢志摩バリアフリーツアーセンター 事務局長 野口 あゆみ 氏
今年で発足20周年を迎える、伊勢志摩バリアフリーツアーセンターです。
長年の実績のなかから、伊勢志摩において、障がい・高齢の旅行者が増加し、観光地に多様な人たちが楽しむ光景を当たり前に導いた、秘訣をお伝えします。
当事者の旅行に対する「不安」と受け入れ側である事業者が持つ「課題」をひとつでも取り除くために必要なのは、「パーソナルバリアフリー基準」をもとにしたコミュニケーション能力とヒアリング技術を持つ旅行相談窓口が重要となる。なによりも、当事者に「外に出たい」という気持ちを起こさせ、外出機会を増やすことにより、バリアフリー観光からまちづくりへとつながる。
福祉と建築の専門家で自立支援をめざした住環境整備 〜福祉機器と建築工事をあわせて行う住宅改修事例〜
11:30〜12:30
アビリティーズ・ケアネット(株) 一級建築士事務所 バリアフリー設計建築研究所 副主任 2級建築士 後藤 初枝 氏
福祉機器・用具と合わせて行った改修事例をメインに、補助制度などもあわせてご紹介
ウェルフェア健康大学
上手に食べたり飲み込めない病気(摂食嚥下障害)
名古屋市立大学 医学部附属東部医療センター 耳鼻いんこう科 教授 鈴木 元彦 氏
摂食嚥下は食べ物を口からのどを経て胃まで送る過程ですが、この過程に問題が生じると食べ物を上手に摂取できない状態や上手に飲み込めない状態(摂食嚥下障害)がおこります。そして、摂食嚥下障害により栄養障害やQuality of Life低下、および食べ物が気管や肺にいくこと(誤嚥)による肺炎が生じます。また日本は超高齢社会に突入しており、社会の超高齢化を背景に摂食嚥下障害患者は急速に増加しています。以上を踏まえ、本講演では摂食嚥下障害についてお話する予定です。
ロボットが変える介護とリハビリ
藤田医科大学 医学部 リハビリテーション医学T 准教授 平野 哲 氏
日本では、世界に類を見ない速さで高齢化が進行しています。総人口に占める65歳以上の高齢者の割合は2000年時点では17%でしたが、2020年時点で29%となり、2040年には35%に到達すると予測されています。介護される側だけでなく、介護する側も高齢化し、今まで以上に安全、安心な介護が求められる中で、介護支援ロボットに大きな期待が集まっています。ロボットはリハビリにも役立つと期待されています。脳卒中で片方の手足に麻痺が出た方の歩行練習に役立つロボット、脊髄損傷で両足が麻痺した方が自分で歩くことを助けるロボットなどが開発されています。当日は、介護やリハビリの分野で活躍するロボットを、動画を交えて分かりやすく紹介します。
出展者ワークショップ
在宅にも使えるむくみケア
現代社会における社会福祉法人のあり方
名古屋市老人福祉施設協議会 特別養護老人ホームあんのん 吉田 貴宏 氏